今回の記事では電脳せどりで稼ぐために必要な商品の仕入れ基準を確認する方法を解説します。モノレートというサイトを使用します。
モノレートはAmazonの価格変動や、ランキング、出品者の状況を表示してくれます。電脳せどりの必須アイテムと言えます。
この記事の手順に沿って、モノレートを使いこなし商品の仕入れ判断をしてください。この判断は非常に重要で、ここを間違うと売れない商品を買い込んでしまったり、利益が取れなくなったりします。
下記の記事を読んでしっかりマスターしてください。
(動画でご覧になりたい場合はこちら。)
↓↓
モノレートとは
商品を仕入れて販売するには、その商品が売れるかどうかを判断する基準が必要になります。電脳せどりをやるときも、目安になるものがないと仕入れができません。
仕入れ価格が市場価格に比べ、安くて利益が取れるのか、ちゃんと買い手がいて商品が売れるのか、またどれくらいの期間がで売れるのかなど、仕入れ時に分かっていないと商品が購入できません。
その判断材料を示してくるのがモノレートです。モノレートはAmazonの価格変動や、ランキング、出品者の状況を表示してくれる専用サイトです。
モノレートからたくさんの情報が確認できます。
・売れ行き
・販売価格
・出品者の状況
この3つをを重点的に見ていきます。
モノレートはAmazonで商品を出品する上で必須のサイトになりますので、確実にマスターしてください。
モノレートの項目
早速モノレートを開いてみましょう。
このような画面が表示されますね。
上部の「検索商品のキーワードを入力」のところに商品のJANコードや、商品名、商品の型番などを入力してきます。試しにJANコード4953103926837のマウスを使ってみていきます。
JANコード4953103926837を入れます。そして、右側の「グラフを見る」をクリックします。すると、商品の詳細ページに変わります。
では、順番に見ていきましょう。
まず画面左側に下記のような欄があります。
通常は全てのコンディションの商品が表示されますが 、新品や中古品などにチェックを入れて指定することもできます。
コレクターというのは 「サイン入りや絶版などの付加価値がある商品」のことで 例えば芸能人の本で直筆のサインがあるとコレクターで出品されたりします。
その下がモノレートで表示されている対象期間です。指定しなければ期間は3ヶ月になっています。
その下の「価格が下がった商品」は関連商品のことで、普段は使用しません。次に右側の欄をみていきます。
・ランキング
この商品のAmazonの現在のランキングです。サンプルのマウスは23588位になっています。
・新品
マウスの横のコンディションのところが、新品になっていますね。このように通常は新品が表示されます。
新品の出品がなく、中古品しか出品がない時は中古品が表示されます。新品の最安値は現在920円になっています。
仕入れの時に最初にこの価格をみてください。仕入れ値の目安はこの新品最安値の30%ぐらいです。
この時点で価格差のあることを確認してください。もちろん、商品の種類によっても違いますが、千円以上の商品は50%、千円以下は30%が目安です。
その横の出品者数は9人です。右に「Amazon販売 ありません」になっていますね、電脳せどりではFBA(大口出品者)で出品しますが、ほかにAmazon自身が商品を出品してくることがあります。
Amazonが出品すると商品の売れ行きに大きく影響しますので、注意してください。モノレートの表示で「Amazon販売 ありません」になっていてもAmazonが出品していることがあります。
商品を仕入れる時はAmazonの商品ページで本当にAmazonが出品していないか確認する必要があります。
・商品詳細
Amazonの商品ページが閲覧できます。
・レビュー
Amazonのレビューページが閲覧できます。
・オークション
ヤフオクなどのオークションで同じ商品が出品されていないか確認できます
・ストア
楽天やヤフーのショップで同じ商品が確認できます
・FBA料金
FBA料金シュミレーターという料金を計算するサイトに遷移します。商品購入時にこのサイトで利益額の計算をします。
・モノサーチ
モノサーチという関連サイトが閲覧できます。その下に4つのグラフがあります。
上から順番に見ていきます。
・最安値グラフ
最安値で出品された価格の推移が見れます。ただし、自己発送の出品者が最安値にいた時は送料が含まれていません。
実際の最安値は商品代金プラス送料になりますが、このグラフでは表示されないので注意してください。
・出品者数グラフ
出品者数の推移が見れます。競争相手は少ないほうがいいので、このグラフが徐々に下がってるのが理想です。
逆にグラフが右に上がっているようだと注意が必要です。出品者が増えると価格競争が起こり値段が下がる可能があります。
・ランキンググラフ
モノレートを見る上で最も重要なグラフです。このグラフが下に触れると商品が売れています。
ですので、グラフが激しく振れているほうが理想です。
・モノレートユーザーグラフ
モノレートユーザーのアクセス数をみるグラフです。参考程度に見ればいいでしょう。
一番下が「期間毎の最安値の表」です。
・期間毎の最安値の表
この表で、商品の売れ行きや出品者の増減状況を確認できます。
モノレートの見方
それでは実際にどうやって、モノレートで商品の仕入れ判断をするか見ていきましょう。
最初に見るのがランキングラフです。
・ランキンググラフ
上から3つ目のグラフです。モノレートで仕入れ判断をする上で最も重要なグラフです。横軸が期間で、縦軸がランキングになります。
横軸の期間は指定しなければ3ヶ月になっています。慣れないと分かりにくいですが、下に行くほどランキングが高くなります。
グラフの見方ですが、商品が売れるとグラフが下に振れます。売れ行きがいい商品ほどグラフがよく触れてギザギザになります。
このマウスだと3ヶ月で20以上グラフが振れています。つまり、20個以上売れていることが分かります。
また、このグラフの振れは、新品も中古品も一緒になっています。
新品が売れても、中古品が売れてもグラフが振れるので仕入れ時には実際にどちらが売れているのか確認する必要があります。
あと、注意点ですがAmazonの商品数は5,000万点を超えています。一方モノレートの同時監視機能は、この全てを網羅できるとは限りませんので、実際のグラフの振れ以上に商品は売れています。
その点も購入数量を決めるときに考慮する必要があります。
次に販売価格を見ていきます。仕入れた商品がいくらで売れる確認していきます。
・最安値グラフ
最安値グラフがほぼ横に一直線になっています。サンプルのマウスは値段の変動があまりないことが分かります。
価格は1,000円弱のところで推移しています。
緑色の線は新品出品者です。この例では新品出品者しかいませんが、もし中古出品がいれば、オレンジ色の線が表示されます。
次に一番下の「期間毎の最安値の表」を確認します。
・期間毎の最安値の表
920円くらいで出品者の数が増減しているのが分かります。
11人→10人→9人→10人
最安値920円で出品者数が変動しています。
変動しているということは、商品が売れて出品者がいなくなったり、新規に出品しているいうことで、この商品が実際に売れてることが分かります。
しかしこれだけでは、本当に最安値が920円か分かりません。
実はこの出品者には、大口出品者(FBA)と自己発送者がいて、自己発送者は送料が別途かかっています。このモノレートのグラフには送料は含まれていません。
ですから、実際にAmazonの商品ページに入って出品者の状況を確認します。
モノレートの画面の上の新品のところをクリックしてAmazonの商品ページに移動します。
Amazonの商品ページに遷移します。
ここで実際の出品者の状況を確認します。見るべきポイントは
・Amazon出品の有無
・FBA(オオクチ出品者の状況)
・自己発送者の状況
では順番に確認していきます。
・Amazon出品の有無
このマウスの例ではAmazonの出品はありません。
もしあれば要注意です。なぜAmazonの出品に注意が必要かというと商品の売れ行きに大きく影響するからです。
Amazonの各商品ページのトップ画面に表示されることをカートを取るといいます。このカートを取った出品者の商品がお客さんから見て、一番よく目に止まるので一番よく売れるのです。
このカートを取る順番が Amazon→FBA→自己発送 になっています。そのため、Amazonが最安値近辺にいると商品が売れにくくなります。
Amazonが最安値近辺いる商品は購入を控えた方が無難です。
・FBA(大口出品者の状況)
次にFBAの状況を見ます。
上の画像で青字で✔︎プライムと表示されているので FBA出品です。
電脳せどりは FBAで出品していきます。自己発送よりよく売れるからです。
画面は途中までしが表示していませんが、最安値近辺にFBA出品者が7名います。この出品者数が多すぎると商品が売れにくくなります。
競争相手の FBA出品者が何名いるか確認してください。このマウスの例では920円がFBA最安値になっていましたが、よく見るとポイントをつけて出品している人がいます 。
28pt(3%)のポイントが付いています。購入するお客さんは28ポイント得をするので、このマウスの最安値は実質920円から28pt分割り引いた892円になります。
この実質最安値892円はモノレートからは直接確認できないので、 商品を仕入れるときは必ずAmazonの商品ページに入って確認するようにしてください。
モノレートに表示されている値段は本当は最安値とは限らないことを覚えておいてください。
・自己発送者の状況
このマウスの例では、自己発送者はいませんが、自己発送者が最安値で出品している時もあります。
例えばこんなケース
この例ではモノレートには最安値2,782が表示されますが、実際には送料がかかっているので3,132円が最安値になります。
仕入れの判断
いよいよ最終段階です。
実際に、このマウスを仕入れていいか判断しいきます。まず、FBA最安値は892円、千円以下なので30%で、仕入れ値は270円が目安です。
(実際に仕入れる時はFBA料金シュミレーターを使い正確に利益を計算してください。30%はあくまで目安です。もし仕入れ商品が大型品だとこの率では、赤字になります。料金シュミレーターの使い方は別の記事でご案内します。)
Amazonが出品していないので競争相手はFBAだけ。ランキンググラフも3け月で22回以上振れて、よく売れている。
270円ぐらいで仕入れられるなら、購入していい商品になります。説明すると結構長くなりますが、慣れて来るとここまでを数秒で行います。
商品を見つけてから、モノレートを見て数秒で判断できるようになります。あとは商品の購入数です。
では、購入数はいくつが妥当か?電脳せどりは、原則クレジットカードの決済サイクルにあわせて仕入れます。
クレジットの決済が最長で1ヶ月半ぐらいです。商品もこれにあわせて1ヶ月ぐらいで売れれば、販売代金でクレジットの決済が可能です。
手元の資金を使わずに仕入れができるのです。最安値近辺のFBA出品者が現在7名。自分が加わると8名。
3ヶ月で22個以上売れているので
22➗8名➗3か月
このように計算すると、このマウスは1個か2個ぐらいなら1か月で売れそうです。このようにして購入数を決めていきます。
実際の商品はモノレートのグラフの振れ以上に売れていますし、もしクレジットのサイクルに関係なく手元資金で買えるならもっと購入することも可能です。
今回のマウスの例では、中古出品者がいませんでした。もし、中古出品者がいる場合は売れているのが、新品か中古かを確認していきます。
例えばこんなケース
新品出品者は4名で変動していませんが、中古出品者は9名→8名→7名と減少しています。売れているのは中古品ということです。
新品を仕入れも、この新品の値段の489円では売れません。
まとめ
長々書いてきましたが、電脳せどりをやっている人たちはここまでの判断をを数秒で行います。
慣れれば簡単にできるようになりますので、あとは数をこなしてください。
ポイントは
・売れ行き
グラフの振れを見る。売れているのは新品と中古品のどちらか
・販売価格
仕入れ値がFBA最安値の30%から50%になっているか
・出品者の状況
FBA出品者の数
Amazonが最安値近辺にいないか
送料、ポイントが発生していないか
以上を素早く判断してください。
モノレートで繰り返し確認していくと、数秒で仕入れ判断ができるようになりますのぜひ身につけてください。
コメントを残す